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なんだそれ。
あーもう、
なんだそれ。


悪夢なんかじゃなくてこれは現実だから向き合わなくてはいけないし、っていうか自分で選んだことしかしてないから自己責任だし、もっとしっかり自立しなきゃいけないなぁと思う。
でも、うちひしがれてしまう。
未来が怖いのはみんな一緒だよ。一緒だから何だって感じもあるけど、自分一人だけが怖いんじゃないんだから頑張らなきゃって思う。
しかも私の未来は明るいと信じてやまないから、最後にはいつも前向きになる。


なのにうちひしがれてしまう。
今日は本当に駄目かと思った。
手首を切ろうとか、自殺しようとか、不健康になろうとか、馬鹿なことばかり考えて。

他人の心配してる暇なんてどこにもないんだよ。
そんなことは知ってるんだよ。
でも今私が諦めたら、誰がやる?誰が面倒を見る?一生懸命な人間を目の当たりにするってだけでも意味があるはずなんだよ。
卒論だって適当に書ける。だけどそんな風にやっつけ仕事をするために大学通ってたんじゃない。

あぁあ。
でも、本当は、それらはどうでもいいんだ。

私がいつも悩んで、もがいて、そうしてることを誰かに、彼氏や家族や友達に、認めてなだめて理解して欲しい。
一人よがりにしか見えない。
成果が認められない。
無駄足のように思える。
こんな駄目なのに、成長だなんてオゴリなんじゃないかと不安で、現に私はいつも彼を困らせていて、感情的に責めてばかりいる。不毛と知っていながら繰り返す。

あぁあ。
バカだなぁ。
ばーか。



うまくいかないことばかりだ。
涙が出ないぜバカ野郎。
泣いたところでどうにもなんないんだよね。泣くのって、利己的だと思うんだよね。いつも利己的でいて、嫌悪感しか生まれない。いつも嫌悪している。

他人は駒じゃないんだよ。
ツールでもない。


やっぱ駄目だあ!
まじ結婚とか子供とか無かったら楽なのに。
したら自己実現と社会貢献をしてればいい。
仕事のことだって、一生懸命になれないんだ。子供のことを考えたら。私はあなたたちを生んで育てずに居られない。それが第一。だから仕事は二の次。
嗚呼。
もっと知りたいことがある。たくさんの人と話したいし、勉強したいし、やりたいことも行きたいとこも尽きない。でも、諦めなければいけない。どこかで折り合いをつけなければいけない。

狭い世界で生きていきたくないよ。
もっともっと勉強したいよ。

でも叶わない。
負い目もある。経済力や、学力や、能力の問題もある。



なんでうまくいかないんだろう。ね。
悲しいかな、現実はこんなもんなんだろう。どうしようもない。
今までちゃんとやってこなかった自分を恨むしかないよ。
今まで無駄にしてきた時間の総和は、はかりしれない。

勉強したいよー。
追い付けないのはわかってる。でも悔しいんだもん。何にも良くない。ただひたすら、悔しい。そして苦しい。



学力ねー。うーん。
指導なんて大それたこと、出来ない…と、思う。
まじありえない!
もうやだ!
頑張りたくない!



励まして欲しいんだろうなぁ。
ワガママ。
自分を信じられない。
他人を信じられない。


もうバイタリティーがない。
真面目だから何が出来る。助けてもらわないとなにも出来ないくせに。
お金ほしー。
お金があれば少しは潤うのにー。



宝くじでも買うか。
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知りたいことがある。
でも、極力『正しく』知りたい。
情報源が見当たらない。
『興味を持つ』というのはそう容易なことではない。気になることを調べて、その事項に対して「どうしてだろう」と疑問を持って初めて、それは興味となる。


何もしていない状態から急に出来るようにはならない。段階をおって物事を進める必要がある。
「―――っ」
彼が苦虫を噛んだような顔をした。その瞬間、眉間に皺が寄って、彼の顔でなくなった。とても穏和で柔和で平和な人だから、こんな顔は滅多に見れないと思った、その時にはもういつもの彼の顔が目の前にあって、私はわざとらしく残念がって見せた。何に対して残念がっているのかわからないらしく、不自然に目を回して見せた彼はとてもいとおしく感じられ、つい手を伸ばしかけた。現実には伸ばしかけただけだが、私の脳はよく勘違いをする。彼の髪や肌の質感が思い出される。幻想だなんてことはわかっているはずなのに、私はその質感を『もう一度確かめたくて』手を伸ばしてみることがよくある。
彼は私に触れない。何かの拍子にほんの少し触れてしまうことはあるが、故意には触れない。きっと彼なりのルールがあるんだろう、そう汲んだ私は、彼のルールに従うことを決めた。故意に触れないということは、触れ合うことで色々なことを確認している私にとって案外難しかった。スキンシップの無いわたしたちは恋人にならない。友人、だろうか。そう呼ぶのはなんだかこそばゆく、柄にもない感じがして気が引ける。彼に対して胸が躍ることもなければ、心が休まることもない。一人の時より少し違和感があって、なのに違和感が嫌悪を催さない、それだけの理由で彼を許容している。
「どっちがいい?」という柔和な声に目を上げると、手には2枚の写真があった。どちらも平和で、どちらも彼のような写真だったから、2枚を同時に指差して「こっち」と言った。穏和な彼は微笑んだまま頷いた。こんな風に、自然に、さらりと私の行動や言動をかわしてゆく彼はとても魅力的だと思う瞬間がある。一日に何度もその瞬間が来ると、恋をしているような錯覚に陥る。私はそんな錯覚が好きだ。勘違いする脳味噌が好きだ。だから私は彼のことを深く考えずに、勘違いし続けるのかもしれない。相変わらず微笑んでいる彼は、相変わらず2枚の写真を眺めていた。ほんの僅かに、本当に少しだけ軸がずれている方を指差して「こっちがいい」と言うと、彼はまた頷いて「やっぱり」と囁いた。とても温かい声で。
やっぱり、と言われたことがしゃくなのか嬉しいのかわからずに黙り込んだ私に、彼は思いもよらないことを言った。
「これは君なんだよ。」
穏和でも柔和でもないその声に、私は戸惑った。一瞬にして顔がこわばったのが、自分でもわかるくらいだった。今の声は、誰のものだろう。余計なことを考えて誤魔化そうとするのは私の悪い癖だけど、今はそんな悪い癖に頼るしかなかった。顔を上げられずに、彼の手元の写真、彼が私だと言った写真をただひたすら見つめた。
彼は私をよく知っている。例えば家に鍵を閉めていないことや、インターホンの音が嫌いなことや、その他どうでもいいようなことまで。どうでもいいようなことを知ってくれているというのは、気楽に付き合える第一条件だと思う。ただ、私は彼と一緒の空間を過ごすことに満足しているわけではない。もとより、私は満足を知らない。一瞬一瞬で満たされる感覚は満足と捉えてしまうには物足りず、寧ろ、不満を引き起こす誘因ともなる。知らなければ感じる余地などなかったであろうことは世の中に溢れ返っている。快楽もそう、幸福もそう、寂しさだって。私はそれらの感情に一度でも出会ってしまったがために苦しまされている。けれど、満足しないということをはっきり認識し、はっきりと区別してしまえば、彼のいる空間を疎ましく思わずに済む。彼だって同じ気持ちだろう、私はさっきの電話みたく、ひねくれていて無為な会話ばかりするし、彼のことを考慮して生活することはない。それでもいいだなんて、全く変わった人だとつくづく思うけど、別に愛し合っているわけでも尊重しあっているわけでもないし、お互い様ということで気にしないことにしている。
「ネクター、買ってきたけど」
煙草をくわえた彼が曖昧な発音で言う。電話だとはきはきとしているのに、なぜだろう。煙草をくわえたらそんなに曖昧になってしまうんだろうか。同じように煙草をくわえてみる。
「コーヒーある?」
あ、曖昧だ。確認できたことで安心し、彼の煙草に火を付け、ネクターを受け取った。彼は私がネクター好きだと思っている。だから、私はネクターを必要以上に美味しそうに飲む。もしかしたら、彼はそれに、私が演技していることに気付いているのかもしれないが、暗黙の了解とでも言わんばかりに毎回ネクターを買ってくるところからすると恐らく本当にネクターが好きだと思っている。多分。そういう、律儀というか、健気なところがあるから、彼が私の領域に踏み入ることを許容出来るんだと思う。我慢、ではなく、許容、と素直に表現していることが微笑ましくなって、私の口角がわずかに上がった。彼の吐く煙を眺めてばかりいたことに気付いて少しつまらなくなり、私は彼の煙草を持つ指に興味を移す。ふりをして、その指を少し舐めた。ハンドソープと煙草が混ざりあった、おかしな匂いがする。煙が目に染みて涙が出たことに嫌悪して、今度は指に歯を立てた。
「」
いやはや、取り乱してしまいました。
もう取り乱したくないんですけど!
落ち着きたいよー…
お願いだから勝手に掻き回さないでって。
 

頷いたら了解だなんてそんな簡単な話がありますか。
なめんなよ。
私は私の人生をよりよくしていく為に、最早その為だけに他人と関係を持っていると言っても過言ではないんだ!
それは君も誰も彼も同じ。
他人と過ごすのは何故?他人の時間を身勝手に消費してるだけじゃないか。対価を相手が決めるのは妥当だろう?
主張するのは何故?価値観を押し付けてあわよくば他人を丸め込もう、そんな風に君の脳はプログラムされてんだよ。自覚を持て。そして慎め。
妥協して抑圧して我慢して、そうやって他人に敬意を払え。そうでもしないと君は脳味噌に操られた木偶の坊に成り下がるしかなくなるんだよ。わかる?お人形レベルってこと。君は人間どころか、単細胞生物のプランクトン以下ってこと。
そんな無為で下らない低等な生命を必死こいて続けることになんの意味があると言うの?もっと簡単に言うと、他人を君の無為で下らない低等な人生に巻き込んでなんの得があると言うの?
否、言い過ぎたね。悪かったよ。言い直す。
君にとっては得かもしれないね。道連れにして一緒に呆れるほどどうでもいい人生を共有して分けあえるんだから。
だけど、だけどだよ。君はきっと、一人や二人では飽き足らないはずだ。親兄弟から幼馴染み同級生先輩後輩とあらゆる人間を巻き込んで雪だるまみたく膨張させて飲み込んでいってしまうんじゃないかな。
そんなのを見て見ぬ振りなんて出来ない。出来れば君が一人でどうにかこうにかもがき苦しんで生きてくれた方が、まだましだよ。ねえ、もう一度言うけど、君の人生なんて無為で下らない低等なものなんだよ。虫けら以下なんだよ。価値なんて見い出せやしない。それなのに、そうやってのうのうと怠慢に過ごして、失礼だと思わない?
もうやめなよ。もうやめようよ。こんな当たり前過ぎてあほらしいこと言わせないでよ。流石にさ、喉とか疲れてくるし。喉も渇くし。無駄な労力使ってあげてるんだから、少しは感謝してもらいたいくらいだよ。君はそうやってふてくされてばかりいて、恥ずかしくないの?どうなの?もしかして脳味噌が低等だから意味が分からなかった?


なんてね。
君はどう転んでも人間だし、人間である限り高等も低等もないよ。
だけど私は君と分かち合えない。
それだけの話なんだ。
長くなったけど、これで終わるよ。


昨日は見事分裂して疲れて寝ました。
本当に疲れた。
今日は寝不足で疲れた。
まだこれからバイトだけど。
よく授業中起きてたなぁって感心するよーほんとうにー!

よく頑張ってる。
お疲れ様です。

きっと大丈夫。
自ずと進んでいくはずだよ。


あまり苛つかなくなった。
あまり無茶しなくなったし、無茶言わなくなった。
他人に求めることが減った。
素直に愚痴れるようになった。

確実に成長してるんだから、大丈夫。
頼りがいも能力も足りないけど、足りないなりにいろんなことをこなせてるんだから。
夢中になって、目の前のことだけを片付けていればいいだなんて、今しか出来ないことだから。
この環境は今だけだから。
もうちょっと頑張ろう。もう少し無理をしよう。あと僅かだから、やりきろう。

ねんむ!

めがつむれない
こわい
ねるのがこわい
あしたがくるのがこわい

せいりこない
こわい

ちちがはる
いたい

つらい
きつい
かなしい
はなしがしたい
おちつきたい

もうやだ
もうやだ
もうやだ


 
もうやだよー
 
くっそ!
キンパにしてぇー!

まじありえん
まじありえん


もうやだー
泣きたい。
学校行きたくない。

そうだ、休もう!
とは、ならない…



寝よう。
明日もあることだし。

きっと大丈夫だよ。
ストレスや疲労なんて、今だけのものに決まってる。
絶対大丈夫だから、寝よう。
葛藤なんて普通に生きていたら当たり前に出会う感情もとい心理状態だし、思うに、葛藤があるから私が辛い、わけでは決してない。私は日々、日常において様々な葛藤を容易に処理しているし、そこに敢えて着眼点を置いて論議をかもすことも、そう多くない。にも関わらずこれほどまでに葛藤に悩まされ、翻弄されてしまうというのは、異常事態、非常事態、かもしれない。
こんな状態に陥るのはなぜだろう。根本的でつまらない論点に移ることを嫌悪しつつ、ヒートアップした脳を痛いくらいの氷水で冷やすように嫌悪に身を浸す。あぁ、そうか、簡単なことだ。他人が私に内在してしまうから、だ。頭の中で他人を処理するということは、強制的に私を分裂状態にして議論させるようなのに近い。私は分裂したくなくて、分裂しないように、分裂していることを私が認めないようにしている。矛盾していても、そこには、その場の空気や他人の介在による心境の変化や別の問題、に対処するべく意思を曲げる必要があっただけであり、私としては適応するための変化、つまり、うまく生きていくための変化であるから、それを止めてしまうことは私が壊れてしまうことと同意義なんだよ。自己弁護するとき、私は少し饒舌だ、そんな意味のないことを頭に浮かべながらの弁護、弁解は、不必要かもしれないが、誰のためでもなく自分のためにしているんだから勝手に咎めないで欲しい。咎めないで欲しい、と思いながら他者の介入を望む私。実際に介入されると取り乱す私。元々の論点なんて本当はどうでもよかったことに安堵し、煙草に火をつける。今日はこ
れで何本目だろうか、と、またどうでもいいことを考え始めながら白い煙の行方を目で追う。空気に溶けてしまう煙。私もあれくらい、軽く、ぼんやりと生きることが出来たら楽なのに。浮遊してる内に空気と同化して、すっかり見えなくなって、誰の気にも留まらず、ぼんやりと。やっぱり却下だなあ、だって私は人間が好きだし触れ合いが欲しいしそうしないと生きているのかどうかわからなくなってしまうしそんなことになるくらいなら生まれたくないし。わがままな私、を慰める私。こんな風にもがいている自分が、本当は可愛くていじらしいと思っているんだろう。私は私のことが大好きで堪らない。私以上に私を想える人間なんてこの世に存在しえない。
そうだ、煙草。そう思った時に私は煙を吐き出しているところだった。ああ良かった、ちゃんと吸ってたんだ、安堵のため息を煙と一緒に吐いて、揉み消す。次の煙草に火をつけて吸い込む。着信ランプが光る。煙を吐く。煙が流れていくのを確認して、電話を取る。
「もしもし、」
私の声は小さく、あまり聞き取れない、もしくは相手に届いていないのだろう、返事はなかった。息を多めに吸い込んでからもう一度呼び掛ける。
「もしもし?」
電話に出るときの、もしもし、っていう言葉の音の気持悪さが耳に残る。こんな思いをしなきゃいけないなら出なければ良かった、そう後悔をし始めたところでようやく返事があった。
「今、大丈夫?」
やっぱり出なければ良かった。大丈夫じゃなければ電話に出ないことくらい分からないんだろうか。私はそんなに他人に優しい人間ではないし、そんなに他人との関わりを持ちたい人間でもない。そしてそんなことは分かっているはずの彼が、そんなことをわざわざ聞いてくることが嫌だった。
「何の用?」
苛立ちを隠せず、いや、隠さずに声に乗せて、会話を促す。はやく切りたいはやく落ち着いて煙を眺めたい。
「家にいるなら行くから、待ってて」
「なんで?」
「会いに行くのに理由が必要?」
「そうじゃなくて、なんで待たなきゃいけないの?」
「じゃあ、待たなくていいから、そこにいて」
プツッ。ツー。ツー。「ツー。」を5回聞いてから電話を切った。どうして彼は待つように言ったんだろう、ここは私の家なのに、と理解出来ないふりをしているのにも飽きて、私は彼を待った。煙草を灰皿に置いたまま煙が流れていくのを観察して、燃え尽きるともう一本火を付けて同じように灰皿に置いた。3本目が半分くらい灰になったところで、ドアの開く音と靴音が同時に聞こえた。
彼は
虚無感ではなかった。だって私は、何一つとして虚無ではなかったんだから。たくさんの何かを抱えすぎていたんだろう。たくさんの期待、願望、夢、希望、そういうキラキラしたものが溢れて、脳内が目一杯に煌めいて、そのせいで視力を失ってしまっただけ。そう、だから盲目なわけで、私自身がどこか悪いとか、あるいは誰それが悪いとか、そんな責任転嫁しながら戯れるのにも飽きてしまったし、詰まるところ盲目なんだよね。そう言って放棄してしまう方がずっと良い。ずっと楽。もう、うんざりなんだもの。
病んでなんかいない、病気なんて、気の迷い。うまくまとまりがつかなくって、混乱とか錯乱とかして、混沌や渦や嵐が現れて、それだけのこと。私は別に狂ってなんかいないし、他人も別に私を裏切ろうとか蔑もうとか罠にはめようとか、そんな無益で下らないことは考えていないんだろう。酷い被害妄想は長年廃棄物を放置して蓄えた結果だと思って割り切るしかない。最早私は、私を割り切る為だけに生き続けているのかもしれない、自嘲気味に鼻で笑うのも、悲劇のヒロインの如くさめざめと泣くのも、言わば自分の為。何も怖いことはない。いくら反感を買おうが、切り捨てられようが、だって自分の為なんだもの。
好きという言葉の持つ効力なんてたかが知れていることを私は知っている。そんな台詞は多少の麻薬物質みたいなものが分泌されてしまえば誰だって吐くし、その分泌を促すことはいとも容易い。だけどいつだって問題はついてくるもので、容易く手に入れたものは容易く捨て去られる運命にある。
もっと言えば、欲しいもの全てを手に入れることだって容易だろう。金、地位、家族、友達、家。どれをとっても、手を伸ばせば掴める。努力なんて要らない。だって、すぐそこに落っこちてるでしょう?
必要なのは憂いや悲哀、つまらない過去と少しの涙。偽物で構わない、寧ろ真実は内に秘めておくほうが賢明。みっともない、下らない、ばかげている、そう思いながら悲しく笑った方が一瞬でも楽しめる。騙される人間は騙す人間に成れない。つまりは支配。短絡的で結構、尊き命はかくも短し、麗しきは儚く燃ゆる恋心かな。
きっと幸せそうに微笑むこと、愛を語らうこと、人を想うこと、そういうのは世の中から善と呼ばれるんだろう。美しいだなんて滅裂とした概念でもって守られた善。素敵だと思う。刹那的な、儚いものこそ美しい。季節の巡るのに沿って咲いては枯れる草花こそ、美しさの象徴だと。枯れゆく花は花と呼ばれないように。もてはやされるのは一瞬、温室育ちは自然界に敵わずして忘却の一途を辿る。荒がうことなど知る由もない、何もせずに咲き誇ってしまったのだから。
好き、嫌い、好き、そうやって一枚ずつむしりとる無邪気さ、その無邪気さこそ人間の美徳に違いない。そして私には理解ができなかった、もしくはしたくなかった、それだけのことなんだろう。なんてことない、理解する必要もない。ひとつだけ確実に言えることは、「私がどんな時も間違った思考を巡らしている」こと。
私には必要だった。言葉遊びをする余裕、時間、相手、語彙、そういったものが。単なる言葉遊びでは済まされない、濃密で意義があるような、討論じみた娯楽。よもや娯楽の域を超えてあたかも私の精神を蝕んだそれは、かくも無惨に砕け散る運命にあった。なぜか。この腐った脳が作り上げた無為な作品なんて、同じく腐った脳によって壊されるべき存在だから。不毛な語呂合わせがアイデンティティを構築出来るはずもないのに、幼い私は私から湧き出る言葉を信じた。まるで偉人かのように自らを崇め、祭り上げた。あわよくば他人にもそれを強要した。押し付けることは容易く、私は有頂天だった。才能に満ち溢れた幼子と混同することも茶飯事だった。
では何がそれを紐解いたのだろう。記憶をたぐり寄せる。否、たぐり寄せる振りをする。答えなんていつだって考える前に出ているものだ、そんなようなことを誰かが言ってたっけ。そう、崩れたきっかけは、身体中に残る傷痕だろう。私は気付かない間に内側から少しずつ崩れ始めていたのだ、と思う。たくさんの傷痕が絶えず私を縛り付け、生かし、脅えさせてきたのだから、きっとそういうことだ、恐らく。勿論傷痕は私によるものであり、私のためのものであるからして、誰にも責められないし咎められない。崇高且つ神聖な唯一の真実で、これ以上価値や意味は要らない、
そこまで考えたところで指先の火傷が痛んだ。揉み消そうと思った煙草の、火種に触れてしまった、指先。可哀想な指先。私がきちんと意識をしなかったがために火傷を負った指先は、いたく可哀想だ。ごめんね、私から私の指先への謝罪、罪滅ぼし、そんなことをしている私も可哀想だ。きっと可哀想なのは私だけれど、そんな判断はそう思い込みたい私の脳味噌の陰謀による勘違いであって、実のところはこれっぽっちも可哀想なんかじゃないのが現状、というのが正直なところ。例えば私が告白されて断ったとき、可哀想なのは当然ながら断られた彼だろう。なのに私は、私の被害者意識は破裂して溢れ返ってしまうんだ。断らなきゃいけない状況を作り出した彼を呪い、断ったことで彼を傷付けた自分を呪い、寂しそうに無理矢理微笑む彼を呪い、途方もなく立ち尽くす自分を呪い。飽きることなく繰り返される葛藤。何と何との葛藤なのかもわからないまま繰り広げられる葛藤。
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